- 「家庭学習を習慣化させたい!」
- 「家庭学習のやり方がよく分からないな…」
こんなお悩みをお持ちの親御さんは多いと思います。
特に入学したばかりの新1年生や低学年だと、将来のことを考えてもなるべく早いうちから学習習慣を確立させたいと思いますよね。
また2021年4月現在、新型コロナウイルスの流行拡大がまだまだ続いており、また学校が休校になるかもしれない…。
対面での学習環境が推奨されづらい現代において、家庭学習の習慣が身についていれば学習面での心配も少なくなります。
この記事では、小学生のお子様の家庭学習について「やり方が分からない」「習慣化させるにはどうしたらいいの?」といったお悩みを解決する方法をまとめています。
ぜひ最後まで読んで、家庭学習の参考にしてみてください。
小学生の家庭学習は習慣化が大切!
家庭学習の習慣化、実際にやろうとしても難しいですよね。
でもやっぱり小学生のうちに学習習慣を身につけておくことは大切。
その理由と、家庭学習における理想の学習時間を解説します。
小学生にとって家庭学習の習慣化が大切なのはなぜ?
理由は2つ。1つは自主的に学ぶ姿勢が身に付くこと、もう1つは成績が上がることです。
家庭での学習習慣が身についていると、自ら勉強できるようになります。
お子様が自主的に学習できるようになると、日々の授業に置いていかれる心配もなくなり受験勉強や進学後も勉強に苦しむ可能性が低くなりますよ。
また奈良教育大学のとある研究によると、良い学習習慣が身についている子供ほど成績も良い結果が得られたとのことです。
(参考:奈良教育大学 小学生における学習習慣と学業成績の関係)
学習習慣を身につけることで、成績アップにも繋がるのですね。
成績の上がる習慣に関しては、こちら(STUDYα 成績を上げる6つの習慣【超簡単!?】今すぐ実践しよう)の記事も参考にしてみてください。
どれくらいの時間を小学生の家庭学習にかけるべき?
一般的には、1日に「学年×10分くらい」が理想といわれています。
1年生なら10分、2年生なら20分くらいですね。
(参考:小学校の家庭における最適な学習時間は?|新興出版社)
それだけでいいの?!と不安に思われたかもしれません。
しかし、子供の集中が続く時間は10〜20分程度といわれているのです。
10分ずつでも集中して勉強を毎日続けるか、たまに長時間の勉強をして集中力が続かず勉強が嫌になるか。
前者の方が学習習慣が身につきそうな気がしませんか?
「学年×10分」を目安に、お子様の発達段階に合った学習時間を設定してみましょう。
短時間の学習でも良いので、毎日続けることが大切ですよ。
小学生のうちに家庭学習を習慣化!具体的なやり方は?
それではここから、家庭学習を習慣化させる具体的な勉強法について解説していきます。
学習環境を整えよう
机の上を片付けましょう。
不要な張り紙は視界から外し、TVも音量を下げるか電源オフにしましょう。
筆者の通っていた小学校では、授業中に気が散るからと言う理由でキャラクターものの文房具はNGというルールがありました。
それほど彼らは些細なことでも気が散りやすいのです。
気が散ってしまっては学習習慣どころではありません。
また視覚情報に敏感であったり聴覚過敏だったり、様々な特性をお持ちのお子様もいますよね。
そういった子供たちにとって、学習に必要のない情報は頭の中を混乱させます。
学習場所が散らかっているならば、今すぐ片付けましょう。
効果的な声かけをしよう
「勉強しなさい!」「なんで宿題してないの?!」
ついつい言いたくなってしまう気持ちはよく分かります。
しかし、ここはグッと堪えて、別の言葉を探してみてほしいのです。
子供にだって勉強したくないこともあるのです。そしてそれにはたいてい理由があります。
まず、その理由を聞いてみましょう。
普段「なぜ〇〇しないの」が怒り文句になっているならば、「怒っているわけではなくて、あなたの気持ちを知りたいだけだよ」と優しく伝えてみてください。
宿題をしないのは、親に何か気づいてほしいサインかもしれません。
聞いてみないと何も分からないのです。
子供の個性や発達段階に合った教材を使おう
子供たちはひとりひとり、特性も発達段階も違います。
それは親御さんがいちばんよく分かっていることだと思います。
ピンとこなければ担任の先生に聞いてみると、きっと優しく教えてくれますよ。
視覚優位タイプなら、紙の教材で全体像を閲覧できるタイプが良いかもしれません。
図や絵が多い教材も合いそうですね。
聴覚優位タイプなら、音声でも学べるタブレットが良いかもしれません。
得意不得意は人それぞれです。ぜひあなたのお子様に合った教材を選んでみてください。
家庭学習の習慣化に欠かせない!小学生向け教材選びのポイントは?
お子様が「勉強、楽しい!」と思えること。これが何よりも大事です。
人間、何事も楽しくないことは続きません。
特に小学校は、子供が人生で初めて本格的に勉強と出会います。
この時点で勉強に対して「つまらない」イメージをもってしまうと、それを払拭するのはなかなか大変です。
- 発達段階に合っているか?
- 料金は自分の家庭に合っているか?
これらを踏まえた上で、最終的にはお子様が「これなら楽しく続けられそう!」と思えるような教材を選んでください。
本屋さんでお子様と一緒に参考書を選んでも良いですし、通信教育なら無料で資料請求ができます。
他にも、無料の学習動画が公開されていたりプリントが無料ダウンロードできるサービスがあったりします。
教材ごとのメリット・デメリットを比較!あなたに向いている教材はどれ?
ではここから、各教材の特徴について見ていきましょう。
市販の教材
メリットは、価格が安いこと、自分に合った教材を自分で選べること、自分のペースで学習を進められること、です。
ただし教材を自分で選べるのは魅力的な反面、教材の質や量など全てを家庭の判断で選ばなければならないということでもあり、デメリットともいえます。
また子供のやる気を維持する工夫も家庭で行う必要があり、少し大変かもしれません。
それでも低価格で家庭学習をしたい、自分の目で教材を見比べたい、という人には市販の教材がおすすめです。
無料学習動画
無料で何度も視聴でき、いつでもどこでも学習できる点が、学習動画のメリットですね。
また動画は、音声やテロップなどの多彩な表現によってテキストよりも多くの情報量が詰まっていますので、理解度が深まりやすいです。
動画学習で注意したいのが、学習途中にだらけてしまうこと。動画は流し見ができてしまうため、簡単にサボれてしまいます。
無料学習動画は、ある程度自己管理ができる人、好きな場所やタイミングで学習を進めたい人、におすすめです。
通信教育
通信教育のメリットは、各教育会社がそれぞれのノウハウを活かし、最新の教育事情や子供の発達段階に合わせた教材を提供していることです。
受講料金がかかってしまうことがデメリットな通信教育ですが、そのぶん添削課題や質問回答などの学習サービスも受けられます。
ご褒美プレゼントなど、子供のやる気を維持する工夫もあるのが嬉しいですね。
受講料金はかかるものの、塾よりも手ごろな値段で教育のプロが提供する学習サービスを受けたい人には通信教育がおすすめです。
(表にした場合がこちらです)
- 教材ごとのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
市販の教材 | ・低価格 ・子供と一緒に教材を選べるので、子供の理解度や興味関心などに合った学習ができる ・自分のペースで学習できる | ・教材の質や量を全て家庭で見極めないといけない ・質問回答や添削課題がないやめ、子供のやる気を維持する工夫が必要 |
無料学習動画 | ・無料で見放題 ・音声やテロップなどの多彩な表現による情報量の多さ ・ネット環境下ならいつでもどこでも視聴可能 | ・動画は流し見できてしまうため、学習意欲が低いとだらけてしまいやすい ・目的外の動画も視聴してしまうと、学習が途切れがち |
通信教育 | ・各教育会社がノウハウを活かし、最新の教育事情や子供の発達段階を考慮した教材を作成、厳選している ・添削サービスなどもある | ・受講料金がかかる ・教材の中身全ては確認できないため、よく調べずに決めてしまうと、教材が子供に合わない可能性もある |
- 向いてる人は?
こんな人におすすめ | 費用目安 | |
市販の教材 | ・低価格で、紙媒体の教材を使いたい人 ・自分で教材を見比べて、選びたい人 ・自分のペースに合わせて学習を進めたい人 | 1冊約1000円〜2000円程度 |
無料学習動画 | ・無料で教材を利用したい人 ・字を読むよりも音声で聞いた方が理解しやすい人 ・好きなタイミング、場所で学習を進めたい人 | 無料 |
通信教育 | ・塾よりも手ごろな値段で、教育のプロが提供する学習サービスを受けたい人 ・家庭学習で、添削や質問回答などのサービスも利用したい人 | 月額約6000円(大手4社標準コースの受講料平均) |
なお、本サイトでは通信教育に関するたくさんの情報をまとめています。通信教育についてさらに知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね!
◎STUDYαの通信教育に関する記事
STUDYα【小学生】人気通信教育3社の料金を比較・解説!一番安いのは?
STUDYαおすすめ通信教育4選(小学生)【それぞれの特徴を解説】
いろいろと試してみて、あなたのお子様にぴったりの教材が見つけられると良いですね。
家庭学習を習慣化させるために、学習環境を整えよう
家庭学習の習慣が小学生のうちに身についていると、自主的に学習できるようになります。
家庭学習を習慣化させるには、まず机の上の片付けから始めてみましょう。
習慣は小さなことを積み重ねていくことで少しづつ定着していきます。
お子様が学習に慣れてきたら、親御さんも声かけの仕方に気をつけてみましょう。
そして教材はお子様に合ったものを選べるといいですね。
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