中学生向け英語勉強法|これだけは押さえておきたいポイントとは?

いよいよ中学生、英語を本格的に勉強することになりますね。

「今まで小学校の授業で英語を習っただけだけど大丈夫?」

「中学生になったら、英語塾に行かせないとダメよね?」

保護者の方は心配ですよね。

でも大丈夫です。

英語は勉強のやり方次第で、早くから英語を習った子供たちも

中学で習い始めた子供たちも、ほとんど差はなくなります。

元英語教師だった私が、

効果的な英語の勉強方法をご紹介しましょう。

音声教材は必須です

もちろん塾に行かないほうがいいと言っているわけではありません。

ただ、学校の授業以外に、週に1回塾の先生に教えてもらうだけで、

英語がぐんと伸びる子供はそれほど多くないのです。

学校の授業や塾の勉強をしたうえでも、

家庭で復習をすることがどうしても必要です。

そのためにも、まず良い発音を身につけるために家庭でも音声教材は必要です。

現在は教科書のCD教材は簡単に手に入ります。

もしなければ、学校の先生にお願いすれば、

たいてい録音させてくれますね。

正しい発音を何度でも聞いて覚えれば、

きれいな英語を話すことができるようになります。

きれいな発音ができれば、将来役に立つし、

英語の勉強も楽しくなるわけですね。

最近増えているリスニングテストに対応するには、

できるだけ長い時間英語を聞くことが必要です。

英語の教科書のCDだけではなく、

テレビやラジオの中学生向けの英語プログラムを聞くのもいいですね。

内容は十分にわからなくても、

毎日聞いていると自然に聞き取りの力がつきます。

<オンライン英海に興味のある方は以下記事をご覧ください。>

教科書の音読が基本です

英語の勉強の基本は音読といっても過言ではありません。

中学校の教科書は本当に良くできています。

教科書を読んで、読んで、覚えこむならば

海外での生活にも不自由はないほどです。

英語だけが得意だったある中学生の話

ある地方の小さな町に住む中学生で、他教科の評価はすべて3なのに、

英語だけが5という生徒がいました。

彼が家庭でどういうふうに英語の勉強をしているのか、

彼のお母さんに聞いてみました。

するとこんな答えがありました。

「特に塾に行かせているわけではありません。

でも、あの子は学校から帰るとすぐに英語の教科書を取り出して、

ただひたすら声を出して読んでいるんですよ。」

まさに読んで、読んで、読みまくって、

教科書全部が自分のものになっていたわけです。

音読の習慣化

一日中英語の音読をするのはちょっと無理でも、

1ページを10回は読む。

というようにターゲットを決めて音読することはできますね。

中学生は記憶力がいい時期です。

本文を10回読めばほとんど暗記できます。

それに学校や塾で「読んでみなさい。」

と言われても自信をもって読めるので、授業が楽しくなりますよね。

私自身も英語が好きで、音読はかなりやりました。

後にイギリスで生活していた時、英語を話していて

「あれ、これは中学校の教科書にあった表現だ。」と思い出すこともよくありました。

中学校の教科書の威力に感心しましたね。

書き取り練習をしよう

読めるだけでは、片手落ちです。

基本は単語・文章の書き取りです。

単語練習

特に英語はつづりと発音が完全には一致しない言葉なので、

何度でも単語を書く練習が必要です。

小さいころから英会話教室に通っていて、話すのは得意だった子供でも

中学校に入学したとたんに英語な苦手になったという例もあります。

単語のつづりを覚えるまで書く練習をしなかったことが原因です。

ちなみにイギリス人の子供でもよくつづりのミスをするので、

書く練習をしています。

日本人ならなおさら書く練習は必要ですね。

英単語は最初の100語ぐらいを覚えるのが一番大変です。

それをクリアすると、つづりと発音の関係がある程度予測できるようになり、

書くのが楽になります。

本文の書き取り

単語をスムーズに書けるようになれば、

本文の書き取りもできますよね。

本文を滑らかに読めるようになったら、

本文全部をノートに書き取る練習が役立ちます。

本文を覚えたら、見ないで書いてみましょう。

最初は1文ずつ書いて、確認するので構いません。

慣れたら、半ページ、1ページと範囲を広げて、

書けるようにしましょう。

本文と見比べてミスがないまで練習すればもう完璧です。

単語テストがあっても何のその!

自信をもって答えられますね。

テスト対策にはワークブックを徹底的に!

教科書の音読と書き取りさえできれば、応用の会話だってできます。

でも学校のテスト対策も必要ですね。

一番簡単で確実な方法は、

テキストにそったワークブックを繰り返しやることです。

できるだけ薄いので構いません。

あまり厚いものだとやる気を失いますよね。

その効率的なやり方をご紹介します。

  • 最初はワークブックには答えを書き込まず、ノートに答えを書きます。
    答え合わせをして、間違ったところはワークブックに×印を付けます。
  • 次の日に、×印のついた問題をもう一度やります。
    正解ならOK。×印に赤で丸を付けます。また間違えたらもう一つ×印を付けます。
  • さらに間違えたところを2回3回と復習して、×印が全部赤丸になるまでやり直します。

これなら誰でもできますよね。

それに1冊のワークブックを使い回すだけでいいので、経済的です。

ワークブックが赤丸だけになるころには、ミスはなくなり

正しい英語表現を覚えることができるのです。

もちろん余裕のある人は、何冊かワークブックをやってみるのもいいですね。

学校の定期試験には、ひねった問題は出題されません。

基本的な問題を何度でもやって正確に答えられるようにしておくなら、

100点も夢ではありません!

以上はこれから中学生になって英語を始めようとする人に

ぜひおすすめしたい方法です。

中学3年生で英語が苦手・・・もう手遅れ?

そんなことはありません。

私の知り合いの中学生は3年生になるまで英語が苦手でした。

でもこれではいけないと、もう一度初心に戻って1年生の教科書から復習をしました。

基本の読み、書き、ワークブックを繰り返し勉強するうちに、

ほかの生徒に負けないほど英語が得意になりました。

この生徒は英語の勉強の仕方がわからなかっただけだったのですね。

基本に忠実に勉強するなら英語は誰でも得意になることができます。

まとめ

中学校から英語の勉強を始めて得意になるコツは、

  • 音声教材を何回も聞いて正確な発音を聞き取り、きれいな発音を身につける。
  • 何度でも教科書を音読し全文を覚えるぐらいに練習する。
  • 本文を暗記して、全文を書き取る訓練をする。
  • 1冊のワークブック徹底的にこなすことです。

これさえできれば、あなたも必ず英語の達人になれます。

早速今日から始めてみませんか?

<通信教育に興味のある方は以下記事をご覧ください。>