幼児向けおすすめ英語通信教材7選 | 特徴やメリット・デメリットを比較

2020年より小学校でも外国語教育が始まる中、子どもに早期から英語に親しめる環境を、と考える方もいるのではないでしょうか。

今回は、幼児が英語を学ぶのにおすすめしたい英語通信教材を7選、紹介します。

教材の選び方やそれぞれの特徴、メリットやデメリットも合わせて解説するので、比較して検討する際の参考にご覧ください。

幼児に英語の通信教育を行うメリット・デメリットは? | 英会話教室と比較

幼児向けの英会話教室でも英語は学べますが、英語学習の方法として通信教育を選ぶことには、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

ここでは英語の通信教育のメリット・デメリットを、英会話教室と比較してお伝えします。

幼児に英語の通信教育を行うメリットは?

幼児に英語の通信教育を行うメリットには、以下の3つがあげられます。

好きな時間に好きな場所で、自分のペースで取り組める

決まった時間や場所で学ぶ英会話教室と比べ、通信教材は時間も場所も選びません。

自宅でも、教材によっては移動中でも、英語を学ぶことができます。

また、自分のペースでできるので、ついていけなくなる心配もありません。

英語に触れられる時間が長い

一般的な英会話教室では週1回、30分〜60分程度かかりますが、時間を選ばない通信教材では長く教材に触れられます。

英語に長く触れることで、より高い学習効果も期待できるでしょう。

親の負担が少なくてすむ

まだ小さな幼児には、保護者のフォローが必要。

自宅で学べる通信教材の場合は教室まで送迎する必要がありません。

また、多くの通信教材は子どもが1人で学べる設計なので、親が忙しくても、英語が苦手でも始めることが可能。

通信教材には、親の負担が軽いものが多くあります。

幼児に英語の通信教育を行うデメリットは?

幼児に英語の通信教育を行うデメリットには、以下の3つがあげられます。

アウトプットの機会が少ない

英会話教室では、先生や他の子どもたちと実際にコミュニケーションを取れます。

英語の通信教育では、DVDや絵本などを「見る」「聞く」といったインプットは豊富ですが、アウトプット、特に「話す」機会は少ないのがデメリット。

録音機能など、アウトプットのため工夫された教材の活用がおすすめです。

先生に直接学ぶ機会が少ない

英会話教室では、少人数の授業でネイティブの先生から直接教わりますが、通信教材では質問や相談もすぐにはできません。

オンライン英会話やイベントなどを用意している教材もあるので、直接学びたい!と思ったら、そうした機会を活用すると良いでしょう。

続けるにはフォローが必要な場合も

場所や時間が決まっていて一定のペースで学べる英会話教室に比べると、英語の通信教育は場所や時間が自由なぶん、学習ペースは不安定になるリスクもあります。

やる気が続かないときなどは、親のフォローが必要になるかもしれません。

幼児向け英語通信教材を選ぶポイントは?

ここでは、幼児向けの英語通信教材を選ぶ際のポイントとして、料金、学習ツール、学習コンテンツの質、の3つをとりあげ、それぞれ詳しく説明します。

教材選びに重視したいポイントに着目しながらご覧ください。

料金で選ぶ | コスパを意識

幼児向けの英語通信教材にかかる料金は、安いものから高額なものまでさまざま。

届くタイミングにも、教材がまとめて届くものや、定期的に届くものなど違いがあります。

英語に楽しく親しめる機会があれば良い、費用を抑えて長く続けられる方が良い、といった場合は、料金の安い教材を選ぶと良いでしょう。

ネイティブレベルを目指したい場合は、本格的なカリキュラムの組まれた高額の教材を検討しても良いかもしれません。

コンテンツに求めるレベルと学習にかけられる費用のバランスを考慮して、コストパフォーマンスの良い教材を選びましょう。

学習ツールで選ぶ | 本・おもちゃからタブレット・スマホまで

英語の通信教材といっても、学習ツールはデジタルからアナログまでバリエーション豊か。

オーソドックスな絵本などの紙冊子やCD・DVD、おもちゃ、近年ではPCやタブレット・スマートフォンも学習ツールとして活用されます。

おもちゃが多い方が飽きずに楽しめるお子さんにはおもちゃの多い教材、物が増えない方が良いご家庭にはシンプルな紙冊子やオールインワンのタブレット、などが良いでしょう。

選ぶポイントも子どもの個性や家庭の事情によってそれぞれなので、重視するポイントに合う学習ツールを選びましょう。

学習コンテンツの質で選ぶ | 英語に気軽に親しめるものから本格派まで

英語の通信教材で学習できるコンテンツも、種類は豊富です。

ゲーム、歌やダンス、絵本などの物語、クイズやパズルなど、単体のコンテンツだけでなく複数のコンテンツどうしが連動してつくられたプログラムもあります。

また、英語が使われる度合いも教材によって異なります。

気軽に英語に親しみたい場合は日本語を含むコンテンツ、ネイティブレベルの本格的な英語に触れたい場合はオールイングリッシュのコンテンツがおすすめ。

英語を学ぶ目的にかなった質のコンテンツを選びましょう。

おすすめ英語通信教材7選

ここからは、おすすめの英語通信教材を7つ、紹介します。

それぞれの教材の基本情報を表にまとめ、特徴やメリット・デメリットをお伝えします。

重視する教材選びのポイントにも着目しながら、比較して検討する際の参考にしてください。

スマイルゼミ 幼児コース

スマイルゼミ 幼児コースの基本情報です。

対象年齢・コース4歳〜6歳(年中コース・年長コース)
届くタイミング毎月 専用タブレットに配信
料金[基本コース(他9分野含む)] 月額 2,980円+税〜
[英語プレミアム(オプション)] 月額680円+税 〜
その他料金専用タブレット:9,980円+税
タブレットあんしんサポート:6,000円+税
学習ツール専用タブレット
学習コンテンツ[基本コース] 単語のリスニングと復唱・会話・ミニゲームなど
[英語プレミアム] 文章のリスニング・ゲームなど
おすすめポイント・リーズナブルな料金設定
・英語以外の9分野も同時に学べる
・タブレットならではの教材で、子ども1人でも進められる

スマイルゼミは、タブレットで学べる通信教育。

「えいご」のほかに、「ひらがな」「カタカナ」「ことば」「ちえ」「かず」「とけい」「かたち」「せいかつ」「しぜん」を含む10分野を学べる総合型の教材です。

イード・アワードによる調査の結果、総合型ながらも子ども英語教材の未就学児部門で、顧客満足度の最優秀賞を2年連続で受賞しています。

特徴的なのは、専用のタブレットと、タブレットならではの教材

ネイティブの発音を聞くだけでなく、復唱した声の録音や発音チェック機能もあります。

問題や解答の読み上げや丸つけも自動のため、子ども1人でも進めることが可能です。

また、オプションの「英語プレミアム」を追加してもリーズナブルな料金や、英語以外の9分野も同時に学べる点もメリット。

デメリットは、本格的に学びたい子どもには物足りないことでしょうか。

じっくり考えるよりも暗記などが中心なので、英語に親しむ、くらいの使いかたがちょうど良いかもしれません。

こどもちゃれんじ English

こどもちゃれんじ Englishの基本情報です。

対象年齢1歳〜6歳
届くタイミング2ヶ月に1回届く
料金2,933円(税込)/回〜
その他料金なし
学習ツールおもちゃ・DVD・絵本
学習コンテンツ遊び・歌・クイズ・会話・ゲームなど
おすすめポイント・お手頃価格でコストパフォーマンスが良い
・教材どうしの連携で「使える英語」を定着させる
・おもちゃをはじめ、教材が豊富

しまじろうでおなじみの「こどもちゃれんじ」よりもさらに英語に特化した通信教育、こどもちゃれんじ English。

プログラムは年齢ごとの発達に沿った内容でつくられています。

教材どうしは連携していて、DVDでインプット、おもちゃで体験、本で定着、と学習効果を高める工夫が盛り込まれています。

おもちゃをはじめ、教材の種類が豊富なことも特徴で、子どもは楽しく遊びながら、自然と英語に親しむことができます。

たくさん遊べる教材ながら料金がリーズナブルな点もメリットです。

デメリットは、おもちゃが多すぎて整理に困る場合があることや、ネイティブレベルを目指すには物足りないこと。

遊びの要素が多く日本語も含まれる教材なので、英語に楽しく親しむには適しています。

Worldwide kids

Worldwide kidsの基本情報です。

対象年齢0歳〜6歳ごろ
届くタイミングまとめて届く or 定期的に届く(選択可能)
料金[0歳:Stage0〜6] 月額4,500円〜(税・送料込)
[1歳以上:Stage1〜6] 月額3,900円〜(税・送料込)
その他料金なし
学習ツールCD・DVD・玩具・絵辞典・パズル・絵本・ポスター・ワーク など
学習コンテンツ歌・ダンス・ごっこ遊び・ゲーム・日常に合わせたやりとり など
おすすめポイント・オールイングリッシュの教材で、ネイティブの子どもと同程度の数の単語に触れられる
・教材どうしの連動で、英語が定着しやすい
・ダンスが豊富

Worldwide kidsは、ベネッセによる「こどもちゃれんじ English」よりもさらにハイレベルな英語教材です。

教材は年齢別で、オールイングリッシュネイティブの幼児と同程度の約6,000語に触れられます。

また、つづりと発音の関係性を学ぶ音声学習法、「フォニックス」の教材も含まれます。

教材どうしが連携していることも特徴です。

映像で理解したものをおもちゃやゲームで確かめる、など同じ内容を形をかえて学ぶ、幼児に合ったスタイルでつくられています。

さらに、子どもの興味を引くコンテンツ、中でも豊富なダンスでリズム感を育める点も人気があります。

難点は、教材の質もあがる分、料金も高額になること。

それでもネイティブレベルの本格的な英語を学びたいお子さんには、おすすめできる教材です。

ポピー Kids English

ポピー Kids Englishの基本情報です。

対象年齢4歳〜小学3年生
届くタイミング毎月届く
料金[レベル①〜③共通] 月額 1,680円(税込)
その他料金ポピペン(音声ペン):3,300円(税込)
学習ツール音声ペン(ポピペン)・ポピペンBook・おはなしBook・シール・カードゲーム・CD・ポスター など
学習コンテンツ音声ペンでタッチ・遊び・ゲーム・物語・ドリル など
おすすめポイント・家庭向け学習教材の老舗、ポピーによる英語教材
・リーズナブルな料金設定
・紙ベースのシンプルな教材

ポピー Kids Englishは、家庭向け学習教材の老舗、ポピーによる、幼児向けの英語教材。

教材に専用の音声ペン(ポピペン)でタッチすると、英語の音声が流れます。

ポピー Kids Englishのおすすめポイントは、料金の安さ

他の教材と比べてもお手頃価格で受講できるので、始めやすいのはメリットです。

また、紙ベースのシンプルな教材も特徴的。

ふろくが少ないためポピペンに集中して学習でき、管理もしやすいので物がどんどん増えて収納できない、といった心配もありません。

ただ、教材には日本語も含まれるため、本格的な英語を学びたいお子さんは物足りなく感じるかもしれません。

音声ペンが壊れた際の保証がない点もデメリットといえそうです。

楽天ABCマウス

楽天ABCマウスの基本情報です。

対象年齢3歳〜11歳くらい
届くタイミング-(利用者がアプリをダウンロード)
料金※1つのIDで3人まで利用可能
[1ヶ月プラン]月額 1,980円
[1年プラン]月々約1,233円
その他料金なし
学習ツール利用者のPC・タブレット・スマートフォンなど(専用の機械なし)
学習コンテンツデジタルえほん・プリント・音楽・ゲーム・パズル など
おすすめポイント・リーズナブルな価格設定
・ネイティブなアメリカ英語に触れられる、約5,000以上の豊富なコンテンツ
・夢中になるしかけで子どもが1人で取り組める

楽天ABCマウスは、アメリカの英語教育の専門家によってつくられたプログラム。

アメリカのApp Storeの「子ども向け」部門と「教育」部門でNo.1を獲得したことのある教材です。

まず特徴的なのは、アクセスのしやすさです。

利用者のPCやタブレット、スマートフォンでいつでもどこでも始められます。

また、コンテンツが豊富なのも楽天ABCマウスならでは。

約5,000を超える豊富なアクティビティで、自由に、遊びに夢中になりながら英語を学べるため、子ども1人でも取り組むことができます。

デメリットは、コンテンツが多すぎて使い慣れるのに時間がかかることと、親がコントロールしにくいこと。

子どもが夢中になりすぎると、画面との距離の近さや時間を制限するのが難しくなるかもしれません。

Z会幼児コース デジタル英語教材「きいてわくわくえいごパーク」

Z会幼児コース デジタル英語教材「きいてわくわくえいごパーク」の基本情報です。

対象年齢4歳〜6歳(年中・年長) ※幼児コース年中・年長受講者のみ
届くタイミング年4回(4月・7月・10月・1月)配信 / 1回10分〜15分
受講料※英語教材への追加料金なし
[幼児コース年中] 月額 2,244円(税込)〜
[幼児コース年長] 月額 2,431円(税込)〜
その他料金なし
学習ツール幼児コース:紙ベースの教材
英語教材:タブレット・スマートフォン
学習コンテンツ幼児コース:ワーク・体験課題
英語教材:ミニゲームなど
おすすめポイント・シンプルな教材
・親子いっしょに学べる
・特別価格で「リップルキッズパーク オンライン英会話」を受講できる

通信教育の大手、Z会幼児コースにデジタル英語教材「きいてわくわくえいごパーク」が登場しました。

英検Jr. オンライン版の学習コンテンツを一部編集したもので、Z会幼児コースの受講者であれば取り組めます。

Z会幼児コースは、シンプルな教材を採用しています。

DVDなどのふろくはなく紙冊子のみのため、親にとっても扱いやすい点はメリットです。

また、親子でいっしょに学べる点も特徴的。

親子が相談しながら取り組むプログラムなので、親もいっしょに学べると考えればメリットですが、負担に感じる場合はデメリットにもなります。

「きいてわくわくえいごパーク」は、現時点では本格的なものではなく、おまけのような意味合いのようです。

そのほか、Z会幼児コースを受講すると子ども向けオンライン英会話「リップルキッズパーク オンライン英会話」を特別価格で受講可能

幼児向けの英語単体の学習プログラムは少ないものの、英会話サービスを利用できる環境が用意されています。

ディズニーの英語システム(Disney World of English)

ディズニーの英語システム(Disney World of English)の基本情報です。

対象年齢0 歳〜12歳
届くタイミングまとめて届く
料金総額 52,800円(税込)〜 ※教材セットにより異なる
その他料金・ワールド・ファミリー・クラブ(WFC)
 入会金:25,000円(税込) / 会費:月額 無料〜3,410円(税込)
・イベント参加料金
・その他オプションサービス料金
学習ツール絵本・DVD・CD・カード・マジックペン など
学習コンテンツ歌・ダンス・ストーリー・ぬり絵・ゲーム・クイズ など (会員のみ)電話レッスン・週末イベント など
おすすめポイント・オールイングリッシュで教材どうしが連携
・歌で英語の日常会話が身につく
・ディズニーの人気キャラクターに触れられる

ディズニーの英語システム(Disney World of English)は、米国ウォルト・ディズニー・カンパニー公認の子ども向け英語家庭学習プログラム。

特徴的なのは、オールイングリッシュで、教材どうしが連携していること。

厳選された重要な単語が教材をまたいで、くり返し登場します。

また、歌のメロディは日常会話のアクセント優先でつくられているため、歌で自然に英語の日常会話が身につくのも特徴です。

そのほか、セット教材なので教材選びに迷わない、教材だけでなくイベントも豊富でディズニー好きにはたまらないのもDWEならでは。

デメリットは、教材が高額で、全てそろえるとパッケージ価格でも100万円近くかかること。

教材の量が多いことも、たくさんの教材を保管するスペースを確保できなくなったり、子どもが途中で飽きてしまったりするリスクになります。

さらに、やや押しの強い勧誘があるのも難点。

サンプル注文をすると電話がかかってくるため、注文の際は覚悟がいるかもしれません。

まとめ

幼児向けのおすすめ英語通信教材を7つ、紹介しました。

英語通信教材を検討する際は、英会話教室と比べたメリットやデメリットも踏まえ、料金や学習ツール、コンテンツの質など、重視したいポイントを軸に選ぶと良いでしょう。

お子さんが楽しく英語に親しむためのひとつの方法として、英語通信教材をご活用ください。