高校生向け数学勉強法を徹底解説|数学を得意科目にするマル秘テクニックとは?

高校数学は難易度が高く、挫折してしまう方が沢山います。高校生当時の私もその一人でしたが、丁寧に時間をかけて取り組んだら、得意科目にすることができ、旧帝大に合格できました。本当に数学に救われました。

本記事では高校数学の勉強法をご紹介します。無駄な内容は省き、簡潔に分かりやすくまとめましたので、ぜひご参考ください。

高校生向け数学勉強法の基本

高校数学を勉強する上での基本的な考え方、心構えをご紹介します。

勉強の進め方

数学の勉強の流れは「①基礎基本の徹底→②重要例題の解法暗記→③過去問演習」となります。とかく数学というと、計算力や思考力、ひらめきなど、素質的な能力が重要と思いがちですが、高校数学は素質だけで乗り切ることはできません。どれだけ解法を覚えて、どれだけ使いこなせるかが勝負の分かれ目となります。

使用テキストはなるべく最小限にしましょう。基本的には学校の教科書、チャート(レベルによって黄・青など)、過去問の3点セットがあれば、十分入試は乗り切れると思います。逆にたくさんの問題集に手を出しすぎて、結局なにも身に付かないということはよくあります。一つ一つの問題集を完璧に使い倒す意識を持ちましょう。

数学は大学入試における最重要科目

文系理系問わず、数学は最重要科目といえます。特に二次試験の数学は大問4~6程度で出題されることが多く、大問を1つ落としてしまうと大幅な減点となります。範囲が広いため対策に時間がかかりますが、逆にしっかり準備しておけば大きな得点源にもなります。私自身、入試本番では大問すべて解くことができ、合格に大きく近づけました。他教科以上に手抜きは禁物ですが、見返りも大きいので諦めずに取り組みましょう。

数学は最も時間をかけるべき教科

数学は重要科目かつ対策に時間がかかるので、しっかり勉強時間を確保しましょう。もちろん個人差はありますが、少なくとも勉強時間全体の5割程度は数学に充てるべきです。数学は基本の定着、解法パターンの暗記が済んでしまえば、かなり精神的に楽になれます。そこまでいけば他教科に比重をおくのもありですが、基礎が身に付いていない方は、まずは数学優先で勉強することをおすすめします。

高校生向け数学勉強法① 基礎基本の徹底

どの教科にもいえることですが、まずは基礎基本の徹底です。

教科書レベルの問題を完璧に

いきなり青チャートなどハイレベル問題集に手を付けると挫折します。まずは教科書レベルを完璧にしましょう。教科書の問題は解説が少ないので、易しめの問題集を用意するのもいいでしょう。ポイントは公式を覚える、使いこなすことです。公式はいわば問題を解くための武器です。「この問題はあの公式を使う」というように、常に公式を意識しながら取り組んでください。

順番通りに進める

数学は積み上げ型の教科なので、特に始めのうちは「数ⅠA→数ⅡB→数ⅢC」と順番通りに勉強しないと、理解しづらいことがあります。問題集に取り組む際も、基本的には最も効率的な順番で問題が掲載されているので、なるべく順番通りに進めるのがいいでしょう。

おすすめ問題集

基礎定着におすすめの問題集をご紹介します。

チャート式シリーズ(白・黄)

チャート式は高校数学定番の人気問題集です。表紙の色でレベル分けされており、易しい順に白(初級)、黄(標準)、青(上級)、赤(最上級)となっています。

問題精講シリーズ(入門・基礎)

チャート式と比べると量が少ないので取り組みやすいです。こちらも入門、基礎、標準、上級とレベル別に用意されています。

高校生向け数学勉強法② 重要例題の解法暗記

高校数学で一番大事なことが「重要例題の解法暗記」です。解法パターンの暗記がどれほどできるかで、点数の伸びに大きな差がつきます。なるべく時間をかけて多くの解法を頭に入れてください。

「解法はその場で考えればいい」は間違い

中には「数学はひらめきが大事」という固定観念から、暗記作業を怠る方がいます。そのような方は必ず失敗します。数学ができる人は数学的なセンスが高いと思われがちですが、実際は沢山の解法を暗記してそれを応用する力が高いのです。暗記といわれると地味で退屈な作業に思うかもしれませんが、それこそが勉強の本質です。暗記という作業を終えて初めて、ひらめき力や思考力が活かされます。

始めのうちはすぐに解答解説を見てOK

基礎基本をしっかり身に付けていても、いざ本格的な問題集に取り組むとけっこう難しく感じると思います。これを一つ一つ熟考しながら解いていくと、膨大な時間を使ってしまうでしょう。そこで最初の1周目は考える時間を最小限にし、解答解説を熟読することをおすすめします。意味がないように思われがちですが、最終的には解法暗記ができればいいので、最短ルートで勉強したいならこれが一番です。2周目から徐々に問題を解き、3~4週目で確実に定着できればベストです。

頭の中で解答の道筋を描けるように

何度も問題集を復習していくうちに、問題を見ただけで「これはあの解法を応用すれば解ける」という感覚が持てるようになります。もっといえば「この解法とあの解法を組み合わせて…」といったように頭の中で解法パターンを操り、解答の骨格を組み立てられるようになれば完璧です。ここまで力がついてきたら、過去問演習をこなす段階に移行して良いでしょう。過去問演習を通してより柔軟に解法を使いこなせるようになります。

おすすめ問題集

解法暗記におすすめの問題集をご紹介します。

チャート式シリーズ(青・赤)

青(上級)、赤(最上級)とありますが、青でも十分難易度は高く、東大合格も可能なレベルになります。特に初めての解法暗記には青チャートがおすすめです。

問題精講シリーズ(標準・上級)

標準レベルでも十分質の高い学習ができます。量が少なめなので、まずは標準レベルから取り組んでみると良いでしょう。

高校生向け数学勉強法③ 過去問演習

重要例題の解法を暗記したら、あとは仕上げの過去問演習です。入試本番を想定した訓練をこなしましょう。

過去問演習は質より量

この段階で最初に取り組まなければいけないのは、共通テスト・二次試験の過去問です。過去問集は必ず購入して、なるべく多くの過去問を解く必要があります。覚えた解法はすんなりと出てくるか、問題に応じて使いこなせるかを意識しながら取り組んでみましょう。過去問に関しては復習に時間をかける必要はありません。「なぜ間違えたか」など最低限の見直しは必要ですが、質より量、インプットよりもアウトプットを意識することが大切です。

傾向と対策を研究する

過去問をある程度解くと「この問題は出やすいな」とか「この解法は覚えておいた方がいい」といったことが自然と分かるようになります。毎年の各単元の出題頻度を分析してみると、意外と傾向が見えてきます。特に二次試験は大学ごとに顕著な出題傾向が表れやすいです。得点アップに大きく繋がることもありますので、しっかり過去問研究をしておきましょう。

制限時間を設定してスピードも意識する

制限時間を設定して、本番を想定した訓練もしておきましょう。解くスピードや最適な時間配分を知ることができます。時間内に解ききれない場合、解くスピードが遅いのか、そもそも解法が身に付いていないのかといった分析もできます。その他、出来そうな問題から取り掛かる、解けなくても部分点を狙いに行くなど、より実践的な行動も身に付けられます。過去問演習は制限時間を意識して取り組みましょう。

おすすめ問題集

過去問演習におすすめの問題集をご紹介します。

赤本シリーズ

大学入試の過去問といえば「赤本」です。特に赤本にこだわる必要はなく、過去問と丁寧な解説が載っていればなんでもOKです。ただし、二次試験の過去問はおそらく赤本でしか入手できないと思います。大学受験において過去問集は必須なので、早めに購入しておきましょう。

予想問題集

過去問対策がある程度終わったら、予想問題集に取り組んでみましょう。出題される可能性が高い問題を多数収録しています。最後の仕上げに最適な問題集です。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

数学は苦手に感じてしまう方が多い教科ですが、正しく丁寧に対策すれば強力な武器にもなります。特に大事なのは「②重要例題の解法暗記」です。ここをしっかりやり込めば、難関大でも怖くありません。本記事を参考に数学が皆さんの得意科目になれば幸いです。

以上で高校生向け数学勉強法の解説を終わります。ご閲覧ありがとうございました。