進研ゼミ小学生講座のタブレットで先取り学習|年長で小1講座に挑戦

我が家の娘(6歳)は年長さんのタイミングから、進研ゼミ小学生講座を使って小学校の先取り学習をスタートしました。

今年の春から小学校に入学し、ちょうど丸1年先取り学習をやってきたことになります。

その中で見えてきた先取り教材としての進研ゼミ小学生講座のメリット、デメリットをまとめてみました!

1学年上げての先取り学習で我が家が目指したもの

そもそもの我が家の先取り学習の考え方は、「できることはどんどん先取りして進めていく」というよりも、「苦手を作らない」ということに重きを置いています。

勉強に関する苦手意識は、「分からない、できない」から始まってしまうと考えているので、まずは「知っている、できる」を増やしておくことで、

小学校入学後、実際に学んだ時により深く理解したり、もっとやりたいという意欲につながればいいなと考えていました。

コロナによる教室閉鎖をきっかけに公文を辞めた後、「今度は何をさせようか」、「市販のプリントやドリルを用意しようか」と考えていたところに、テレビで4月からの進研ゼミ小学1年生講座のCMをやっていて、

教材が「ひらがな、数字」など、公文で今までやってきたことを復習して、その先に進めていくのに難易度的に丁度良さそうだと感じたのが、1学年上げた教材から始めようと考えたきっかけでした。

Webで調べてみると、実際の学年より1学年上の教材をやっているお子さんもいらっしゃるようだったので、実際にベネッセさんに電話してみて、我が家も小学1年生講座からスタートすることにしました。

小学校の先取り学習に進研ゼミ小学講座(タブレット)を選んだ5つの理由

実際に進研ゼミ小学生講座を始める前に、スマイルゼミなど他の教材も比較してみたのですが、色々考えた末に下記の理由で進研ゼミを選びました。

楽しみながら勉強できる「コラショ」の存在

まだ年長さんなので、まずは「勉強が楽しい」と感じてほしいと思い、キャラクターと一緒に勉強を進められる進研ゼミを選びました。

小学生講座には「コラショ」というキャラクターが学習ナビゲーターのような形で、要所要所に出てきます。

学習教材はもちろんのこと、1年生スタートボックスにもついてくる「おしゃべりおうえん!めざましコラショ」という目覚まし時計をはじめ、ワークや付録などコラショづくしと言ってもいいほど出てきます。

大人心には、どこがそんなに可愛いのか分からないのですが、娘はこの「コラショ」が大好きで、進研ゼミはコラショと一緒に勉強できるのが楽しいらしいのです。

また、時折届くコラショの消しゴム、鉛筆などのごほうびも届くと飛び上がって喜ぶほどです。

コラショの他にも、親近感をわかせるキャラクターやアニメが毎月のように出てきて、楽しみながら勉強できるのが良いと感じています。

毎日の勉強習慣がつきそう

1年後に小学生になるにあたって、「毎日勉強する」という習慣もつけてほしいなと考えていました。

進研ゼミなら、コツコツ進めて1か月分を終わらせる必要があるので、その習慣が身につくのではないかと思い、進研ゼミを選びました。

タブレットの場合、1日に1回えさをあげられる魚や、その日の学習が終わったら遊べるゲームなどが用意されているので、毎日継続して勉強する習慣につながっていると思います。

「自分のタブレット」が持てる

進研ゼミ小学生講座は、紙教材とタブレット教材から選べますが、我が家の場合は、タブレット教材を使えることが大きなポイントになりました。

というのも、年長さんの娘にとって、それまでタブレットはあくまで親のもの。スマホやiPadと同様、大人の持つもので憧れアイテムだったようです。

アニメーション

自分のタブレットが持てる、自分のタブレットで勉強する、というのが嬉しくて、学習のモチベーションアップにつながったようです。

どれくらいかというと、お友達が家に遊びに来た時に、自慢げにみせるほどでした。

最近は、ちょっとした隙間時間に娘自らチャレンジパットを取り出して、ゲームなどで遊んでいるようです。

また、親側から見てもスマホやiPadを子供に沢山見せるのは心配ですが、進研ゼミのタブレット(チャレンジパッド)であれば、ゲームやアニメのコンテンツも安心です。

親が丸付けをしなくていい

公文や市販のプリント・ドリルだと親が丸付けをしないとならず、親がつきっきりで大変だなと感じていました。

チャレンジパットであれば、その場でタブレットが正解・不正解を教えてくれて、子供だけで進めていけるというのが魅力的でした。

また、間違った問題を親が教えると、子供とケンカになってしまうことも多く、悩みのタネでした。

タブレットの学習にすることで、動画で問題の解説を見られて、子供だけで学習を進められるのはポイントだなと思いました。

我が家の取り組み方

我が家の進研ゼミ小学講座活用法を紹介します。

我が家の場合:平日は毎日2レッスン(算数・国語各1レッスン)

娘の場合、本人と相談して毎日2レッスン(算数・国語各1レッスン)を平日やり、土日はお休みすることにしました。

それまで公文で毎日プリントをやるということは刷り込まれていたようで、毎日取り組むということに関しては特に不満はないようでした。

毎月25日に新しい教材が配信されるのですが、毎日各教科1レッスンで進めると、毎月15日頃にメインレッスンが終わるような進度でした。

メインレッスンが終わった後は、実力アップレッスンと言って、メインレッスンで習ったことの演習問題や、応用問題が出てきます。

メインレッスン
実力アップレッスン

実力アップレッスンに関しても、1日各教科1レッスンで、24日までにできるところまで進める、というやり方で進めていました。

毎日の勉強時間は20分ぐらい(各教科10分ずつぐらい)。

アニメーションで問題の丁寧な説明があり、1学年上とはいえ、小学1年生の教材なのでそこまで時間もかからず、毎日の学習を終えられていました。

親には毎日の取り組み状況が分かるお知らせメールが届く

基本的には毎日の学習スタート時間だけ決めて、後は娘に任せて1人でやらせていましたが、たまに親の方は今月のメインレッスンはもう終わったのか、などが分からなくなる時があります。

しかし、設定していれば親側に毎日「お知らせメール」が届いて、その日子供がどの単元を何レッスン学習し、何点取ったのかが分かるようになっています。

はじめに問題を解いたときは何点(正解率も表示される)で、その後に解きなおして100点になったのか、なども分かるので、これを見て「足し算がはじめてだから、正解率低かったのかな?」など子供の理解度も分かります。

そういう時は、次の日の勉強を一緒にやるなどして少しフォローをするようにしていました。

そんなに負担なく、楽しく続けていた進研ゼミですが、やはり3か月、6か月…と続けるうちに良い点(メリット)・悪い点(デメリット)も見えてきたのです。

進研ゼミ小学講座(タブレット)のメリット

メリット①:褒められたがり屋の娘にコラショの「褒め」がヒット

子供を勉強させている時のあるあるかと思うのですが、「この問題できてる!」、「すごい!」「難しかったね~」など、

今までは子供のモチベーションを保つために、親のリアクションがかなり必要だったのです。

特にうちの娘はかなりの褒めたがられ屋なので、「これすごい?」など、常に聞いてきます。

ちょっと忙しかったりして雑に接してしまうと、すぐにモチベーションが下がるので、なかなかやっかいでした。

その点、チャレンジパットは1問解く度に「正解!」、1レッスン終わるたびに、コラショが「すごい!」、「スーパーはなまるだ!」などの褒め言葉をかけてくれます。

間違っていても、「がんばったね」、「解きなおし、がんばろうね」などねぎらってくれるのが、子どもはうれしいようです。

これも子供だけで1人で学習を進めていける大きな要因になっていると思います。

メリット②:毎日勉強を続ける仕掛けが充実

進研ゼミのすごさを感じるのが、タブレットに用意される「毎日勉強を続けるための仕掛け」です。

例えば、

  • 毎日1回スタンプがたまっていき、メインレッスンが全部終わると宝箱が開けられる
  • 毎日レッスンが終わると妖怪や妖精に会えて、1人1人友達を増やしていく
  • レッスンが終わると飼っている魚にえさをやれる
  • ゲームの鍵が開いて毎日1回ゲームができる

など種類は様々です。

スタンプ
友達リスト

その他にも、

  • 「今月号のメインレッスンを終わらせるとX月号と一緒に金色えんぴつが届くよ!」
  • 「メインレッスンをX日までに終わらせると、雪の結晶消しゴムをプレゼント」
  • 「メインレッスンをX日までに終わらせると、努力賞ポイントが2倍に!」

といった声掛けが頻繁に届きます。

わくわくぼうけんマップ

明らかにもので釣っているように見えますが、子供にとっては効果絶大です。(笑)

しっかりその仕掛けにのせられて、毎日タブレットを開いて勉強するのですから、長年蓄積されてきた進研ゼミのノウハウというのはさすがだなと感じます。

メリット③:タブレットだからこそ!?ゲーム感覚で勉強できる

もちろんタブレット上に用意されているキャラクターやアニメーションの影響も大きいと思うのですが、

娘を見ていて思うのが「タブレット」という形状が、勉強しているというよりもゲームをしている、動画を見ているというのに近い感覚で、タブレットに向かえているということです。

学習系アプリ
お楽しみ系アプリ

元々家にあるタブレットをゲームや動画を見るのに使っているからかもしれませんね。

タブレットで勉強をしているのですが、勉強勉強…という感じではなく、本人はゲームをしているぐらいの感じで、ひらがなを書いたり、計算したりしているようです。

タブレットだと解答欄に答えをまるっと書くのではなく、選択肢から選ぶような問題が多いので、

1学年上の問題を解いていても「書いて答える」ということがそこまでハードルにならない点は、メリットの1つだと感じました。

進研ゼミ小学講座(タブレット)のデメリット

デメリット①:AIが行う「描き順」、「字の形」判定がきびしめ

ひらがな、かたかな、漢字は、タブレットに付属のタッチペンで書き込み、その形や書き順などをAIが判定して、正解しているかどうかを判定します。

しかし、このAIがかなり厳しく、カタカナの線が少し短い、小文字の「や、ゆ、よ」が少し大きかったなどの理由でも、すぐ不正解になってしまいます。

実は、保護者モードでこの文字の判定基準を「きびしい」「やさしい」と切り替えることもできるのですが、「やさしい」にしてもかなり厳しい判定になっていると思います。

親としては、きれいな文字を書いてほしいので厳しく見てもらいたい反面、書き順もあっていて読める時でも不正解とされてしまったりするので、

あまりに不正解にされることが続くと子供のモチベーションが下がってしまうのがデメリットだと感じました。

我が家ではよく、「コラショがきびしい~」と娘が口をとがらせて抗議していました(笑)。

デメリット②:先取り学習は「漢字」がネックに

1学年先取りをする場合でも、ほとんどのお子さんはひらがな、カタカナは読める、だいたい書けるぐらいのレベルからスタートされるのではないかと思います。

我が家の場合も、ひらがな・カタカナはクリアしてから進研ゼミを始めたため、4月当初は特に問題なく進められていました。

しかし、漢字が出てくるようになってから、AIの文字が厳しいのもあって、漢字のレッスンの日は時間がかかるようになったと思います。

チャレンジパットの場合、レッスンで新しい漢字が出てきたときに、そのレッスン中に正解になるまで書くということはするのですが、

漢字の書き取りのように1つの漢字を何度も練習するということはないので、なかなか定着しにくいという印象を受けました。

我が家の場合は、あくまで苦手意識をなくすための先取り学習なので、

「レッスンの時に何度か練習するのでOK、忘れたらまた1年生で習ったときにちゃんと覚えよう」

と割り切って考えていました。

デメリット③:メインレッスンのみだと、算数の演習問題は少な目

メインレッスンでは解き方・考え方を中心に進むので、演習問題はそこまで多くありません。

メインレッスンの後の実力アップレッスンに進むと、演習問題が多く出題されるのですが、メインレッスンのみだと演習問題が少なく、解く練習が足りない気がしました。

逆に、1日4レッスンなど進度を早くすれば、実力アップレッスンも多く取り組めるので解消できると思いますが、なかなか難しいなと感じました。

まとめ

我が家の進研ゼミ小学生講座(タブレット)を使った先取り学習の様子をまとめてみました。

メリット・デメリットなど、これから先取り学習や進研ゼミを検討したいという方の参考になれば幸いです!