進研ゼミ小学講座は、オンラインライブ授業やプログラミング学習など幅広いデジタル学習サービスを、追加受講費用なしで提供してくれる人気の通信教育。
この記事では、その中から、オンラインライブ授業のレッスン内容や取り組み方、メリット&デメリット対応策についてご紹介させていただきます。
オンラインライブ授業ってなに?
オンラインライブ授業は、進研ゼミ小学講座のメイン教材に加えて、パソコンやiPad、スマートフォンから視聴できるライブ型の授業動画。
2021年度より、小学1・2年生は長期休みを中心に、小学校3年生以上は毎月定期的にライブ授業(算数がメイン)が開催されるようになり、充実度が増しています。
- 教科書別で単元と時間を選択可能
- アンサー機能がついた参加型授業
- わかりやすい解説
- 追加料金不要
- 事前申込み必要なし
など、受講して欲しいおすすめポイントが満載!
- パソコン、タブレット、スマートフォン、チャレンジパッドのいずれか
- インターネット環境
が揃っていれば、すぐに受講が可能です。
進研ゼミ小学講座のオンラインライブ授業は、安心して受講できる環境も整っています。
① こどもの顔はうつらない
参加型の授業ですが、カメラ機能は使われず、受講するこどもの顔はうつりません。
こどもが発信するのは
- 解答を選ぶ「アンサーボタン」
- 質問できる「チャット質問」
の2パターン。文字のやりとりのみなので、安心です。
② 生徒同士のやりとりなし
質問する時に利用するチャットは、進研ゼミ側にのみ届きます。
一緒に受講している他のお子様とのやりとりなどはできないので、授業に集中することができます。
安心できる環境で、こどもが参加できる楽しい参加型授業が用意されています。
オンラインライブ授業の概要
2021年度に開催されているオンラインライブ授業は、小学1、2年生は長期特別授業(1回20~25分)のみ。
小学3~6年生は通常授業と長期休み特別授業(1回30分)を受講することができます。
オンラインライブ授業のカリキュラム ①通常授業
小学3年生以上では、定期的に算数の授業が開催されます。
苦手になりやすい単元を中心に、重要ポイントを解説してくれます。
月に5回ライブ授業が開催されるので、その中から単元と時間を選んで受講することができます。
例)小学5年生:2021年7月のカリキュラム
・小数のわり算文章題
7/20(火)18:30‐19:00
7/22(木) 17:30‐1800
7/24(土) 10:30‐1100
・角
7/23(金)18:30‐19:00
7/24(土)17:30‐1800
小学5年生で扱うオンラインライブ授業は
1年間に習う算数の重要な単元の多くをカバーしてくれています。
オンラインライブ授業のカリキュラム ②長期休み特別授業(春・夏・冬休み)
- おさらい授業
- 発展レベルアップ授業
長期休みに開講される特別授業は、前学期に習った重要な単元の「おさらい授業」と、塾とコラボし応用力を鍛える「発展レベルアップ授業」の2本立て。
長期休み特別授業は算数に限らず、国語や理科の授業も用意されています。
通常授業が設定されていない小学1、2年生も、長期休みには特別授業が開催されます。
例)小学1年 夏休み
- 算数 「どこからなんばんめ」「水族館でたし算、ひき算」
- 国語 「電話で説明大作戦」
- 科学的思考力 「氷の科学実験室」
低学年は短めの20分の授業で可愛い画像もたくさん。
学ぶ楽しさを伝えてくれる特別授業となっています。
例)小学5年 夏休み
◎おさらい授業
- 算数「小数のかけ算」「小数のわり算」「小数のわり算 文章題」
◎発展レベルアップ授業
- 算数 「覆面算」「消去算」「公式にあてはまらない図形」
- 理科 「300倍ズームけんび鏡を使ってみよう!」
- 国語 「宿題ばっちり!読書感想文」
長期休み中におさらい授業で不明点を解消し、前学期の重要単元を確実に理解することが目標。
自信を持って新学期に進むことができますね。
また、発展レベルアップ問題は学校では習わない、役に立つ授業がたくさん。
他の学年でも、小学4年生「魔法陣「植木算」「図形のまわりの長さ」、小学6年生「約束記号」「分配算」「等積変形」など充実した授業内容が用意されています。
中学受験を希望していているお子様は必見!受験をされないお子様も、普段は難しいと諦めてしまいがちな問題に挑戦するチャンスです。
紙面の解説ではわかりにくい難しい問題も、楽しい動画であればイメージしやすく、理解度UPが期待できそうです。
アンサーボタンやお友達の解答などを楽しみながら、時間に余裕のある長期休みに、ぜひ応用問題を攻略できるといいですね!
日程があわないお子様も安心!
オンラインライブ授業は、通常授業、長期休み特別授業ともに、約1週間後から「録画授業」で視聴することが可能です。
スペシャルゲスト
長期休みに開催されるオンラインライブ授業には、スペシャルゲストが出演される場合があります。
東大クイズ王の井沢拓司さん、お笑いコンビのチョコレートプラネットさんなど、こどもたちに人気のゲストが登場するので、オンラインライブ授業にあまり興味を示さないお子様も受講のチャンス!
楽しく学ぶことができ、おすすめです。
オンラインライブ授業の取り組み方
アンサーボタンでの解答が楽しいので、息子はライブ授業がお気に入り。
授業の解説がわかりやすいので、チャットを利用して質問をする機会はまだありませんが、いつでも質問できるという状況が安心感につながっています。
テストが近くてライブ授業日まで待てない場合や、教科書の進度と違う場合、以前の単元を確認したい場合などには録画授業が活躍します。
5年生の録画授業は、年度内3月までいつでも何度でも視聴することが可能です。
オンラインライブ授業を復習として利用しているわが家ですが、先日、「角」の授業を予習として受講してみました。
事前にイメージをつかむことができ、学校の授業がすぐにわかった!手を挙げることができて楽しかった!など、授業が楽しみになり息子のやる気UPにつながったようです。
図形や角などイメージが重要な単元には、特に予習での受講がおすすめです!
30分で単元に必要なポイントを理解できるので、お子様にあわせて、予習に復習に、たくさん利用して自信につなげて欲しいと思います。
レッスン内容&レビュー
オンラインライブ授業は受講15分前から入室することができます。
授業は下記のように進みます。
- 今日の目標
- ウォーミングアップ
- 基本トレーニング
- 基本問題
- ゴール問題
ここからオンラインライブ授業の詳しい内容と、受講中の息子の様子をご紹介します。
小5算数「合同な図形」
最初に先生が今日の授業の目標を示し、ウォームアップとして簡単な質問が出されます。
ここで、さっそくアンサーボタンが登場。
こどもたちがボタンを押して解答することができ、数分後に、受講しているお友達の解答状況を見ることができます。
息子はこのアンサーボタンを押すのが楽しい様子。
お友達の解答の様子をみて「間違ったかも!」など、ドキドキしながら授業を楽しんでいます。
操作に慣れたところで、基本トレーニング。
授業でポイントとなる合同についての問題へと進みます。
解答時間が設けられるので、時間内に自分で問題を解き、4つの選択肢から答えを選び、アンサーボタンを押します。
早く解き終わったお子様向けに、右下に「おかわり問題」という追加問題が用意されているので、時間を持て余すこともありません。
時間がくると、先生の丁寧な解説が始まります。
わからない時には、その場でチャットを利用して質問もOK。
授業内にこどもたちから届いたコメントが読まれたり、授業の最後にチャットの質問に答えてくれる場合があるなど、一方向ではない雰囲気がオンラインライブ授業の魅力となっています。
こどもが感じる授業の楽しさはもちろん、親からみたオンラインライブ授業の魅力は「授業のクオリティが高いこと」です。
例として、今回の「合同な図形」の授業には3つの合同条件がでてきます。
合同条件は、中学校の数学でも大事な要素となりますが、なかなか覚えにくいですよね。
この授業では、3つの合同条件に、インパクトのあるイラストが登場しています。
息子はイラストが面白くて「これは忘れない!」と笑顔で授業を受けていました。
ベテランの講師ならではの覚えやすい「コツ」を伝授してくれる授業形式は、まるで塾の夏期講習のよう!
自宅で追加受講費用なしで、クオリティの高い授業を受けることができるので、ぜひ受講して欲しいと思います。
基本トレーニングに続いて、基本問題、ゴール問題と3段階で問題に挑戦することで、短い時間に解き方を定着させることができます。
「楽しい!」「解けた!」を繰り返すことで、受講した単元が好きになり、自信につながっていると感じます。
小5 できたらすごい文章題「周期算」
長期休み特別授業の例として、「周期算」をご紹介します。
こちらも、通常授業同様、ウォームアップ、基本トレーニング+おかわり問題、基本問題、ゴール問題という流れの30分の授業となっていました。
アンサーボタンの解答は、こどもが打ち込んだ文章がそのまま画面にでる場合もあり、自分の解答がでるかもしれないと息子はワクワクしていました。
周期算などの問題は、難しいと諦めてしまいがちですが、オンラインライブ授業というだけで、息子はすでにやる気UP。
真剣に説明を聞いています。
難しい問題は、式を立てるために図に表すことが多く、なぜその図を書くのか、その図の意味は、という部分が重要になります。
先生がどのように問題を整理して解いていくのか、「解説や板書を通して、解き方の流れを把握できる」ところが、紙面の解答とは違う、ライブ授業の良さであると感じました。
「周期算」などは学校の授業では扱われないことが多いので、オンラインライブ授業で受講することができ、とてもありがたいです。
集中して授業を受けるコツ
実際に受講して気がついた、集中してオンラインライブ授業を受けるためのコツをご紹介します。
◎受講環境
オンライン授業は自宅で受けるため、まわりに誘惑が多いもの。
ゲームや本など、こどもが気になるものは手の届く範囲に置かないように気をつけて欲しいと思います。
また、兄弟や家族が気になり集中できないこともあります。
オンライン受講中は家族や兄弟は別室に行く、もしくは宿題タイムや読書タイムにする、などご家庭にあう対策を決めて、集中力を保てるようにしてほしいと思います。
◎用意するもの
受講する際は、アンサー時間内に答えを出してボタンを押せるように、鉛筆や消しゴム、ノートなど、必要になるものを事前に用意しておくことをおすすめします。
ライブ授業の場合には、授業を止めたり巻き戻すことができないので、途中で席を外すと、集中力が切れたり、わからなくなってしまうかもしれないので要注意です。
◎ライブ授業入室方法の確認
受講時間ギリギリに用意を始めると、パソコンやインターネットの立ち上げに時間がかかる、どこからライブ授業に入るか迷う、などの可能性があります。
15分前から入室できるので、ライブ授業の場合には余裕を持った準備をおすすめします。
事前にできるだけ準備を整え、集中して授業を受講できるといいですね。
最初のうちは、お試しとして親子で受講がおすすめです。
オンラインライブ授業のメリット&デメリット対応策
受講して感じたオンラインライブ授業全体のメリットとデメリットに対する対応策をまとめます。
<オンラインライブ授業のメリット>
- 追加料金不要、事前申込み必要なしでお手軽
- 自宅で受講できる
- 単元と時間を選択できる
- ベテラン講師の質の高い授業を受けられる
- 3段階の問題で解き方を定着できる
- 解説と板書で「解き方の流れ」がわかりやすい
- 「アンサー機能」で解答できて楽しい
- お友達の解答をみることができて楽しい
- 「質問チャット機能」で受講中に質問できる
- 長期休みには、レベルアップ問題も開講される
<オンラインライブ授業のデメリットと対応策>
- 自宅で集中しにくい
→受講環境を整えることで対応 - 理解できているか、わかりにくい
→アンサーボタンの様子で探ることが可能 - ライブ授業は途中で停止や巻き戻しができない
→録画授業は停止や巻き戻し自由。何度でも受講可能なので、再視聴で対応 - 配信日時が限られている
→月初め、中頃にもライブ授業を希望
→約1週間後配信の録画授業で対応(年度内、いつでも何度でも受講可能) - 苦手単元がない可能性があるのでは?
→小5では、重要単元はほぼ設定あり
このように、改善して欲しい部分はあるものの、こどもが楽しめる「オンラインライブ授業」と、都合にあわせて利用できる「録画授業」。
それぞれの良さを理解して使い分けることで、デメリットの大部分を解消することができると感じています。
魅力的な授業が多いので、お子様にあわせて、たくさん活用してくださいね。
まとめ
オンラインライブ授業は、「ベテラン講師の質の高い授業」と「こどもが楽しい参加型授業」が魅力的なデジタル学習サービス。
算数はつまずきやすい教科ではあるものの、重要ポイントが決まっていて、ポイントを押さえることで得意にもなりやすい教科!
副教材とは思えない、塾さながらの充実した授業を自宅で受講し、算数を好きな教科、得意な教科にできるといいですね!
進研ゼミ小学講座はメイン教材もおすすめ!
オンラインライブ授業とメイン教材を併用することで、より効果を高めることができると感じています。
メイン教材のレビューもあわせて、ご活用ください。