四谷大塚の通信教育【リトルくらぶ・進学くらぶ】レビュー

お子様を塾に通わせたいと思ったとき、近くに塾がなくて困っている方は多いのではないでしょうか?

今回は、大手進学塾「四谷大塚」の通信教育、「四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶ」について紹介します。

特徴からメリット・デメリット、活用法まで解説しますので、興味のある方はぜひご参考ください。

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶの特徴

四谷大塚の通信教育は学年によって「リトルクラブ」と「進学くらぶ」に分けられます。

基本的には中学受験を目指すお子様向けで、特に「進学くらぶ」は中学受験合格に特化しています。

リトルくらぶ進学くらぶ
対象学年小学1~3年生小学4~6年生
コース中学受験コース学力向上コース中学受験コースのみ
教科国語、算数国語、算数、理科、社会

その他の特徴

  • わからないところは電話やFAX、メールで質問できる
  • 添削指導でバツがつかず、優しく丁寧な指導
  • 「高速基礎マスター」という四谷大塚独自のweb演習がある
  • 学力に応じたレベル別のテストが用意

四谷大塚のプロ講師の授業をオンラインで受講できる「予習ナビ」は、とても好評です。

自宅に居ながら質の高い授業を受けられます。

進学くらぶでは予習ナビに加えて、復習ナビという授業もあります。

「予習ナビ→週テスト→復習ナビ」という学習サイクルで、着実に理解できる仕組みです。

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶを選んだ理由

我が家の子供は四谷大塚リトルくらぶ中学受験コースを受講しています。

ここでは四谷大塚リトルくらぶを選んだ理由をご紹介します。

理由① 通塾の距離の負担

はじめは通塾を検討していましたが、小学校生活と習い事で体力的・精神的にいっぱいいっぱいで、通塾はとても無理な状況でした。

そんな中、自宅で四谷大塚の授業が受けられる「リトルくらぶ」の存在を知り、受講を決意しました。

理由② 四谷大塚のテキストは質が高いと評判

大手塾SAPIXでは「サピックスホームスタディー」、日能研では「日能研関西web教室」があります。

その中で、四谷大塚リトルくらぶを選択したのは、中学受験を経験したママ友やネットの口コミから、テキストの質が高いと評判だったからでした。

実際に受講してみた結果、基礎から応用まで良質な問題が多く、評判通りに感じました。

理由③ 通塾への移行がスムーズ

中学受験が間近に迫ってきたときに、四谷大塚か提携塾への通塾がスムーズに移行できるのでは、と思えたことが最も大きな決め手でした。

最終的には通塾が必要と考えていたので、その時を見越して、今のうちから四谷大塚の学習システムに慣れさせておけるのは安心ですね。

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶのメリット

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶのメリットを3点、ご紹介します。

メリット① 予習ナビ(オンライン授業)で四谷大塚のプロ講師が教えてくれる

予習ナビでは、四谷大塚の一流プロ講師が丁寧かつ分かりやすく教えてくれます。

授業では子供が喜ぶような工夫を凝らしてくれているので、次はどんな面白いことがあるかな?と、毎回ワクワクしながら受講しています。

映像授業は何度でも視聴できます。

もう一度解説授業が観たいな……と思ったとき、いつでも何度でも観られるのはありがたいですね。

メリット② 予習メインの学習方法で正しい学習習慣が身に付く

予習をすることでその後の授業での理解度が高まりますし、あらかじめわからない部分を自分でしっかりと把握できます。

予習メインの学習方法を続けることで、予習→授業→復習という、正しい学習習慣を身に付けられます。

メリット③ ポイントを集めるとプレゼントがもらえる

リトルくらぶ中学受験コースでは、添削問題を提出するとポイントがもらえる仕組みになっています。

もらえるプレゼントはポイントごとに異なっていて、沢山集めると顕微鏡など大物をゲットできます。

子どものモチベーションもかなり上がります。

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶのデメリット

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶのデメリットを3点、ご紹介します。

デメリット① 学習教科が限られている

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶでは「英語・プログラミング」が用意されていません。

  • リトルくらぶ:国語・算数
  • 進学くらぶ:国語・算数・理科・社会

英語の授業を受けるには、東進こども英語塾に別途入会が必要になります。

こちらは通塾のみの対応です。

プログラミングは取り扱い自体がありません。

デメリット② 先取り学習が難しい

予習ナビの配信日はあらかじめ決まっており、早く終わっても次の配信までは待たなければいけません。

自力で教材をすすめられる子なら問題ありませんが、基本的には予習ナビを中心に学習が進むので、配信日に合わせて学習スケジュールを立てる必要があります。

デメリット③ 他の通信教育に比べてお金がかかる

まず入会金で、税込11,000円かかります。

月会費も3年生の中学受験コースで税込9,020円、6年生にもなると税込17,710円と通信教育の中では比較的高額になります。

中学受験を考えていない方、学校の授業についていければいいという方は、他の手頃な通信教育の方がいいかもしれません。

四谷大塚リトルくらぶレビュー(小学1年生)

ここからはリトルくらぶを実際に使ってみた感想や活用法をご紹介します。

メイン教材「ジュニア予習シリーズ」を有効活用

リトルクラブの教材には、「ジュニア予習シリーズ」という四谷大塚独自のテキストがあります。

こちらがメイン教材となり、それをベースに予習ナビの授業が進んでいきます。

国語は音読を重視した内容です。

小学校入学前に国語辞典の使い方を学べたのは、とても良かったです。

わが子はこの授業をきっかけに国語辞典がとても気に入ったようで、日常生活でわからない単語が出てくると、自主的に国語辞典を引く習慣がつきました。

算数は図形・ブロックを使った問題や文章問題が多く用意されています。

小さいうちから図形感覚を養えるのは嬉しいですね。

算数の文章問題が上達するにつれて、国語の長文問題も解けるようになったことには驚きました。

「予習ナビ」の使い方

予習ナビは1回につき、5分~10分の動画が計5個程度用意されています。。

子供のペースに合わせて

「今日はこの動画だけみてみようか。」

「この部分は理解できているから、飛ばして次の動画からみよう。」

など、それぞれの進度に合わせて工夫できます。

授業では「ここからは5分あげるから自分で解いてみよう!」というような声掛けがあり、まるで目の前に先生がいて一緒に勉強しているようです。

いつもは親に宿題しなさいと言われても、やりたくないとぐずっているわが子も、動画で先生に「やってみよう!」と言われると素直に問題を解き始めるので本当に驚きました。

添削問題に挑戦(※重要)

添削問題は、理解度の確認に最適です。

「ジュニア予習シリーズ」の発展問題なので、つまずいた問題は予習ナビやテキストを確認したり、解きなおしたりして復習しています。

添削問題は点数表示がなく、間違っていてもバツがつかないため、子供も落ち込むことなく一緒に見直すことができるのも嬉しい点でした。

サブ教材「ホームワーク」で毎日の学習の習慣づけ

サブテキスト「ホームワーク」には1ページずつ日付が記載されており、それに沿って学習を進めます。

我が家は各ページに付箋を貼り付けて、終わったら付箋をはがして達成感を味合わえるようにして取り組んでいます。

さんすうの方には、「今月のミッション」という謎解き問題が毎月載っています。

暗号を解読するクイズ形式なので、わが子はいつも大喜びで取り組んでいます。

推薦図書で教養を養う

冊子「解答と解説」は、単に解答・解説だけでなく、子どもへの学習指導方法なども記載されています。

この中では毎月、推薦図書一覧が掲載されています。

我が家では毎月この中から一冊選んで、子供に寝る前の読み聞かせをしています。

「全国統一小学テスト」を無料で受けられる

四谷大塚では小学生向け模試として有名な「全国統一小学生テスト」を実施しています。

四谷大塚リトルくらぶ・進学くらぶ受講者は、「全国統一小学生テスト」や「リトルスクールオープンテスト」などを無料で受けられます。

全国レベルで実力を試すいい機会なので、ぜひ有効活用してみてください。

まとめ

四谷大塚の通信教育についてご紹介しました。

リトルくらぶも進学くらぶも、自分のペースで着実に理解度を上げていくことができる教材だと思っています。

まだ小さいお子さんの場合は、親が傍でフォローしたり、見守ってあげられるのも通信教育の良いところですね。

自分の実力を試したい時には、全国統一小学生テストなどの大規模テストを受験してみることもおすすめします。

いずれ通塾を見越しているお子さんにとっても良い教材だと思います。

ぜひ今回のレビューを参考にしていただけたら嬉しいです。