新しい学習指導要領がスタートし、学校や塾などで今まで以上に「考える力」が話題になる機会が多くなりました。
お子様に考える力や応用力をつけたい、とは思うものの、どうすればいいかわからない…というご家庭も多いのではないでしょうか?
そんなご家庭におすすめしたいのが、楽しみながら考える力を伸ばすことができる「ナゾトキ」です。
どんな力がつくのかな?小学生にもできるかな?という方のために
- 「ナゾトキ」で身につく力
- おすすめ!「名探偵コナン、ナゾトキ本」の特長&魅力
- 「ナゾトキ効果」を高める取り組み方
- ステップアップ!ナゾトキ&通信教育「名探偵コナンゼミ」
をご紹介させていただきます。
「ナゾトキ」で見につく力
ナゾトキは、クイズなどと違い、難しい知識がなくても、ひらめきで解くことができる楽しい学び。
- 年齢や学力に関わらず、一緒に楽しめること
- 解けたときの満足感、爽快感
- 挑戦することで「考える力」が鍛えられること
がナゾトキの大きな魅力といえます。
ナゾトキに挑戦することで主に4つの力を育てることができます。
◇思考錯誤力
(あきらめずに繰り返し取り組む力)
あきらめずに取り組む力は、学習面ではもちろん、日常においても、問題に直面した時に粘り強く解決法を探し、乗り越える力となります。
◇論理力
(確かな根拠に基づき、順を追って考え、正解を導く力)
ひとつひとつ事実を積み重ね、じっくり考える力を養うことができます。論理力が身につくことで、日常では、作戦を練ることなども得意になります。
◇情報整理力
( 必要な情報を見抜き、わかりやすく整理する力)
多くの情報の中から必要な情報を整理して使いこなす訓練、整理した情報と知識を組み合わせる訓練を重ねることで、初めての事柄に対応できる力が、ぐんとアップします。
◇ひらめき力
(記憶や経験をもとに、直感的に答えや解き方を導く力)
能力を磨き経験を積むことで、解決法を直感的に思いつくことができます。
これら4つの力を身につけるために、ナゾトキでは、
- 観察力 =細かい部分までしっかり観察し、違いに気づく力
- 読解力 =問題を正しく理解する力。文章や図表やグラフから必要な情報を読み取る力
- 空間認知力 =ものの位置や方向、感覚などを頭の中で把握する力。地図や平面図から立体的な空間を想像する力
- 多角的思考力 =固定観念にとらわれず、 色々な方向から考える力
などを鍛える問題が多く用意されています。
言葉で聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫。
これらの力は、まちがい探しや迷路など、誰もが1度はやったことのある、遊び要素たっぷりのナゾトキからスタートし、鍛えることができます。
お子様の将来に役立つ大切な力なので、親子で楽しくナゾトキに挑戦し、「考える力」を育ててくださいね。
「名探偵コナン、ナゾトキ本」の特長&魅力(おすすめ!)
最近のナゾトキブームで、書店には多くのナゾトキ本が並んでいます。
しかし、難易度も問題形式も異なるため、お子様のレベルにあったナゾトキ本を自力で探すのは難しい、と思われることも多いと思います。
そこで、ナゾトキ初心者の息子たちのために購入して大正解だった
「名探偵コナン、ナゾトキ本」の魅力をご紹介させていただきます。
「名探偵コナン、ナゾトキ本3部作シリーズ」ナゾトキ初心者におすすめ!
◇「なぞときストーリー 名探偵コナン」
(主に小学校低学年向け)
◇「なぞときチャレンジ 名探偵コナン」
(小学校低学年~中学年向け)
◇「なぞとき対決! 名探偵コナン」
(小学校低学年~中学年向け)
著/青山剛昌 出版社/ビッグ・コロタン
小学館発行の「小学二年生(現在休刊)」と「小学8年生」の連載作品の中から、選りすぐりのストーリーを掲載した「ナゾトキ本3部作シリーズ」になっています。
<名探偵コナン ナゾトキ本の魅力>
特長1 「ストーリー仕立てのナゾトキ本」
おなじみ、名探偵コナンや少年探偵団がなぞを解決していくストーリー仕立てなので、初めてのお子様も安心。
読み聞かせのように親子で楽しくスタートすることができます。
ストーリーの中でコナンたちが挑戦するなぞと同じなぞに取り組むことができ、楽しさ満点。
小学校で起きる事件から怪盗キッドとの対決など、盛りだくさんのストーリーとナゾトキが楽しめます。
特長2 「短編ストーリー」
1冊、10~12の短編のお話から構成されているので、1日1ストーリーなど、区切りながら読めるところも嬉しい魅力。
あきることなく集中も続く、適度な時間でお子様と楽しむことができます。
特長3 「簡単で取り組みやすい問題が豊富」
このシリーズに登場するなぞは、まちがい探しや迷路など、取り組みやすい問題からスタートしているので、安心してナゾトキの世界に踏み込むことができます。
読み進むにつれて、少しずつ考える要素が増え、地図を用いたナゾトキ、暗号、犯人さがしなど、レベルアップできるところが魅力です。
特長4 「3部作シリーズ」
同じ構成のナゾトキ本が3部作シリーズになっていることで、回を重ねるごとにナゾトキに慣れることができます。
購入する時にも選びやすく、助かりますよね。
簡単な問題からスタートすることで「ナゾトキって楽しい!ナゾトキ得意かも!」という自信がうまれ、自信が難しい問題に挑戦する力となります。
ぜひシリーズ1作目から順に3部作品に取り組んでいただきたいと思います。
特長5 「朝読書としておすすめ」
考える力をつけるという観点から、ナゾトキ初心者には親子でナゾトキをおすすめしていますが (「ナゾトキ効果を高める取り組み方」をご確認ください)
このコナンシリーズは
- 小説形式(小学校の朝読書ではマンガ形式やクイズ形式はNG)
- 挿し絵が多いので、活字でも親しみやすい
- 小学3年生までに習う漢字のみ使用
- すべての漢字にふりがなあり
など、小学校の朝読書におすすめの工夫がたくさん。
「東大松丸式名探偵コナン ナゾトキ探偵団」難易度アップ。親子で取り組んでほしい1冊!
「東大松丸式名探偵コナン ナゾトキ探偵団」
(小学校中学年~高学年向け)
著・原作/青山剛昌 著/リドラ 著・絵/松田辰彦
出版社/ビッグ・コロタン
ナゾトキ本3部作シリーズを読み終えたお子様向けに、難易度がアップした本格的なナゾトキ本「東大松丸式名探偵コナン ナゾトキ探偵団」の魅力をご紹介します。
特長1 「松丸亮吾さん監修のナゾトキ問題」
ナゾトキブームを巻き起こした松丸亮吾さんが監修し、コナンとコラボしたオリジナルストーリー。
ストーリーの続きが気になり、難しい問題にも挑戦したくなること間違いなし!!
親子で協力しながら、楽しく18問の「ナゾトキ」に挑戦し、考える力を高めて欲しい1冊です。
特長2 「読みごたえ充分のストーリー」
ナゾトキ本3部作シリーズと異なり、1冊を通した壮大なナゾトキストーリーで読みごたえ充分。
最後には感動の展開が待っているなど、ナゾトキ・ストーリーともに、しっかり楽しめる内容が魅力です。
特長3 「楽しい仕掛け本」
購入時の帯に
- 「この本のすべてにナゾをしかけました」
- 「この帯にもナゾトキのしかけがあります。捨てないでね!」
と書いてあるように、本を丸ごと使う仕掛け本。好きなエピソードから読み進める、切り取るページがあるなど、参加型の本になっていて楽しさ満載です。
コナンのナゾトキ本シリーズの集大成として、「東大松丸式名探偵コナン ナゾトキ探偵団」まで読み進め、ご家族で本物のナゾトキの楽しさを実感して欲しいと思います。
ナゾトキ効果を高める取り組み方
考える力を高めてくれる「ナゾトキ効果」。ナゾトキ本を、楽しい読書で終わらせることなく、しっかり「考える力」を伸ばすためには、取り組み方も重要になります。
ナゾトキ効果を高めるために、わが家が実践している
- 親子で一緒に解く
- ナゾトキタイムを作る
2つの取り組み方とそのメリットをご紹介させていただきます。
「親子で一緒に解く」
親子で一緒に解くメリットとは?
メリット1「考えることに集中できる」
ナゾトキに慣れていないお子様は、ひとり読みの場合、考える前に答えを見てしまう、問題を飛ばしてストーリーだけを楽しんでしまう、といったことがありそうですよね。
また、最初のうちは、挑戦しようと思っても、問題の意味が難しくて理解できない、解くためにどうすればいいか分からない、ということもあると思います。
その時に、諦めて答えを見てしまうと、読書としての楽しみはありますが、「ナゾトキ効果」が発揮できずに終わってしまいます。
親子一緒に解くことで、諦めることなく、協力しながら、じっくり考える経験を積むことができます。
メリット2「ひらめき成功」体験ができる
最初のうちは、ひとりで謎に挑戦してもなかなか解くことができないかもしれません。
しかし、その大半は謎がまったくわからないのではなく、問題を簡単に言い直す、少しヒントを出すなどのサポートによって解くことができます。
お子様自身で「わかった!!」というひらめき成功体験をすることが、ナゾトキの楽しさ、やる気へとつながりますよね。
ナゾトキ導入段階では、ひとりで解けるようになることが目標ではなく、ヒントや家族のサポートのもと、
- お子様がたくさん「ひらめき成功」体験ができること
- ひらめき成功で、ナゾトキが楽しくなること
を大切にしてほしいと思います。
ひとりで解けないと意味がないのでは?
と思われる方もいるかもしれませんが、こどもの適応力は優れているので、お子様自身が考える楽しさを知り、経験を積むことで、自然とひとりでひらめき、解くことができるようになります。
頭のやわらかいお子様のほうが、あっという間にナゾトキが得意になってしまうことも。
それまでの少しの間、たくさんサポートし、ひらめき成功体験をさせてあげてくださいね。
メリット3 楽しさが倍増し、自信につながる
お子様にとっては、兄弟や家族と一緒に解くだけで何倍も楽しさがアップするもの。
解けた時の喜びや嬉しさを一緒に分かち合うことは、次のやる気につながります。
隣に座り、一緒に考え、少し大げさに褒めるくらいたくさん褒めて、ナゾトキの時間を楽しい時間にし、自信につなげて欲しいと思います。
「ナゾトキタイムを作る」
ナゾトキタイムを作るメリットとは?
「考える習慣が身につく」
ナゾトキは毎日の宿題や学習と違い、必ず必要なものではないので、日々の忙しさでついつい忘れがちになってしまいます。
たとえば、夕食後の団らんに1日1問。
時間のやりくりが難しければ週末など、決まった時間に家族でナゾトキに取り組むことで、定期的に「考える習慣」を作り上げることができます。
宿題や家庭学習は、やらなければいけない受動的な学習時間。
それに対してナゾトキタイムは、お子様自らが考えることを楽しむ主体的な学習時間。
小さいうちから、主体的な学習時間を作ることで、学習を楽しいものと捉えることができるようになりますね。
ナゾトキ時間を決めることで、お子様は楽しそうにナゾトキ本を持ってくると思います。
ナゾトキ時間を楽しみにしている様子が見られれば大成功。
1問と言わず、次も、次もと、やる気があふれてくるかもしれません。
大人も忙しい時間帯ではありますが、今だけの貴重な時間と思い、家族で仲良くナゾトキ時間を確保してみてはいかがでしょうか?
ステップアップ!ナゾトキで学ぶ
ナゾトキ本4冊を読み終える頃には、お子様はきっとナゾトキの楽しさや、ひらめいた時の満足感で、ナゾトキの魅力にはまっているはず。
ナゾトキの楽しさを知ったお子様は「もっとやりたい!」「他に問題ないの?」と聞いてくるかもしれません。
そんな時は、ステップアップの大チャンス!!
他のナゾトキ本に挑戦するのもいいですね。
「東大松丸式 ナゾトキスクール」
名探偵コナンではなくなりますが、
松丸亮吾さんの著書、「東大松丸式 ナゾトキスクール」(ビッグ・コロタン)
も、次のステップとしておすすめです。
また、ナゾトキで身についた「楽しみながら考える力」を、学習につなげる検討をしてみてもいいかもしれません。
考える力を育てることに特化した思考力系の問題集や、通信教育に挑戦していくこともおすすめです。
「名探偵コナンゼミ」(通信教育)
ここでは、ひとつのステップアップ案として、2021年4月にスタートした、新しい通信教育「名探偵コナンゼミ」をご紹介させていただきます。
名探偵コナンゼミは、考える力を伸ばすことを目指した
- デジタル教材「ナゾトキ」
- コナンの「ワーク学習」
を受講することができるオリジナル通信教育です。
①デジタル教材「ナゾトキ」の特長
- 名探偵コナンのストーリー仕立て
- パソコンやスマートフォンから閲覧可能
- 1回10分のストーリー動画に5問の謎
- 1週間に2回、月8回の「ナゾトキ」配信
- 小1~小2レベル、小3~小6レベルから選択可能
- 学習要素を加えた問題もあり
まさにナゾトキ本をレベルアップさせた内容で、4冊読み終えたお子様は、すぐに楽しむことができそうですね。
②コナンのワーク学習の特長
- 学習ワークにコナンの仲間たちが登場し、ヒントを与えてくれる
- 図形問題、思考力ツール問題、複合教科問題など、
ナゾトキの延長として「考える力」を養うことを目指した学習内容が豊富
ナゾトキで身につけた「楽しく考える力」を無理なく学習に移行できるよう、楽しい工夫がされています。
名探偵コナンと一緒に
ナゾトキ本→デジタル教材「ナゾトキ」+ ワーク学習
とレベルアップすることで、考える力と基礎学力を並行して身につけることができ、よりお子様のレベルアップが期待できそうですね。
名探偵コナンゼミは、テキスト郵送形式とPDFダウンロード形式を選択することができ、
- テキスト郵送形式 2,420円~4,620円/月(税込)
- PDFダウンロード形式 1,320円~3,520円/月(税込)
- デジタル教材「ナゾトキ」 +748円/月(税込)
学習スタイルにあわせて組み合わせできる、無駄のない低料金も魅力のひとつです。
「ナゾトキ学習」という新しい学習スタイルに興味のある方は、「名探偵コナンゼミ、体験レビュー」もあわせてご覧くださいね。
まとめ
遊びの要素たっぷりでありながら、「試行錯誤力、論理力、情報整理力、ひらめき力」など将来に向けて大切な力を身につけることができる「ナゾトキ」。
今回おすすめした、「名探偵コナン ナゾトキ本」を第一歩として、親子で楽しみながらステップアップし、「考える力」を伸ばしていただけると嬉しいです。