進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】を徹底レビュー|「合格への100題」で効果的な学習を!

今回は高校3年生向けに大学受験時に活用していた「進研ゼミ高校講座」について紹介します。

特に対策に迷いやすい「2次・個別試験」にフォーカスします。

  • 大学受験しようにも、何から手を付ければ良いか分からない・・
  • 自分の志望校との距離に、検討がつかない・・
  • 相談できる相手がいなくて困っている

そんな方々に、ぜひ読んでいただきたいと思います。

進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】とは?

進研ゼミ高校講座では高校3年生になると、本格的に大学受験を目指すテキストになります。

テキストの教材は主に2つです。

  1. 大学受験チャレンジ
  2. 合格への100題

「大学受験チャレンジ」は、大学入学共通テストを主眼においた教材です。

今回は大学個別で実施される2次試験・個別試験用テキスト「合格への100題」を中心に紹介していきます。

志望大レベル別7プラン

志望大レベル別プランは、主に7つに分かれます。

  • 東大京大コース:東京大、京都大、一橋大、東京工業大、国立医学部(医学科)
  • 難関国公立コース:北海道大、東北大、国際教養大、筑波大、千葉大など
  • 国公立スタンダードコース:弘前大、岩手大、群馬大、埼玉大、新潟大、福島大など
  • 早慶上智コース:早稲田大、慶応大、上智大、国際基督教大
  • 難関私大コース:青山学院大、学習院大、東京理科大、中央大、成蹊大など
  • 私大スタンダードコース:北海学園大、東北学院大、日本大など
  • 受験ベーシック:まだ志望校が決まっていない方向け

どのコースを選べば良いか分からない・・そんな時は

大学入試は、大学のレベルによって大きく変わってきます。

大学受験を成功させるためには、自分のレベル・志望校をしっかりと見極めることが大切です。

① 進研模試・ベネッセ総合学力テストを受験してみる

まずは模擬試験を受けて自分の学力を測りましょう。

おのずと目指すべき大学が見えてくるはずです。

進研模試:ベネッセが主催している学力判定模試です。受験者数は 例年40万人を超えます。採用校も3000校を超える大規模なものです。
(ちなみに2021年実施の大学入学共通テストは、48万人が受験しました。ほぼ同規模と言えます)

② 「オススメのプラン診断」をやってみる

進研ゼミのページにて、「オススメのプラン診断」をクリックしてみましょう。

模擬試験で出た結果をもとにして、どのコースが適しているかを診断してくれます。

本当にこのレベルで大丈夫? 心配になった時は

いざ、自分のプランを選択して勉強を始めても、「本当にこの教材が自分のレベルに合っているのか?」と心配になるかもしれません。

しかし、進研ゼミではいつでも相談できる体制が整っています。

例えば「進研ゼミ高校講座アプリ」では、進捗管理機能があったり教科や進路についての質問を随時受け付けています。

サポート体制がしっかりしていると安心して勉強できますね。

進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】を選んだ理由

私自身、大学受験の際はこの2次・個別試験対策テキストを使用していました。

高校1年生から2年生の時は、定期テスト対策や授業の復習が中心で、受験に特化した学習のイロハが全く分かりませんでした。

「どんな参考書を使えば良いのか」「どんな問題を解けば良いのか」

そんな時、高校の進路指導室にあった進研ゼミの広告に、このような言葉がありました。

志望大から逆算した100題だけで、合格点を超える実力を養成します

  • 書店で参考書選びに悩む必要がない
  • その100題を頑張れば、志望大学レベルに到達できる

そういうメリットに気づきました。

しっかりと進研ゼミをやり込めるのか・・という不安を感じながら、とりあえずパンフレットの「合格への100題」見本を開いてみました。すると・・

  • 1回で30分から1時間ほどしかかからず、大きな負担にならない
  • 1日1回分で足りなければ2回分も可能だし、学校教材とも十分併用できる余裕がある

そういった使い勝手の良さに感動しました。

こういった理由から、私は進研ゼミ高校講座を受講することを決めました。

進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】レビュー

それでは、ここから進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】のレビューをしていきます。

合格への100題

右写真は4月号から3月号までのラインナップを記載したページです。

メイン教材「合格への100題」を紹介していきます。

① 自分のレベルに合わせてステップアップできるカリキュラム

自分で参考書を決めてやるとなると、自分の実力に合わせて何度も買い直したりする必要があります。

「合格への100題」はステップアップを意識して作られているので、はじめは簡単なものから徐々に入試レベルまで引き上げてくれます。

これを使っていれば自然と合格レベルまで到達できるので、余計なことを考えずに勉強に集中できますね。

② 時間設計が組みやすい

これは7月号の「今月の10題」なのですが、各問題に「解答目安時間・難易度」が記載されています。

勉強計画を立てるときに、かかる時間と難易度が分かると、全体の学習スケジュールをうまく立てられます。

このように学習に取り組みやすい仕掛けがたくさんあるのも特徴です。

③ 問題の解説だけにならない

英語教材では問題解説はもちろん掲載されているのですが、注目は、パラグラフごとの展開もついている点です。

英語は、問題に答えられるかどうか以前に、本文を読めなければ意味がありません。

パラグラフごとに文章の要点をつかみ、次の展開を予想しながら読み進める練習も合わせてできます。

国語では難解な文章の中で、「どこに注目すべきか・文章構造はどうなっているか」を分かりやすく解説してくれます。

進研ゼミの教材は「学習しやすい」という評判にもうなづけます。

合格への傾向対策問題

「合格への傾向対策問題」とは、10月号で届く、志望大学の傾向対策問題です(現在は「合格へのリハーサル演習」)。

過去問だけでなく予想問題にも取り組むことで、緊張感を感じながら入試のリハーサルができますね。

本番と同じ制限時間で取り組むことで、個々の大問にかける時間を正確に設定できたり、改めて自分の弱点も見つけられると思います。

これは上智大学の数学予想問題です。

目標解答時間はもちろんのこと、「入試傾向の要点・出題のポイント」が明記されています。

この要点を見ると、2次曲線がポイントになるようです。

予想問題に取り組む前に要点・ポイントを念頭に置いて学習すれば、より効果的に使いこなせるでしょう。

解答解説も丁寧で、用語や基本的な公式までしっかり併記してくれます。

直前リハーサル

「直前リハーサル」とは、2月号、3月号に届くテキストです。

2次・個別試験のリハーサル用として使えます。

解答用紙は装飾がなく、本番とほぼ同じ状態のものを採用しています。

もちろん、問題解説は丁寧、本文解説も怠りません。

どんな時でも丁寧な解説付きというのが、進研ゼミの大きな特徴です。

赤ペン先生

「解答力」をつけるため、添削問題(赤ペン先生)はほぼ毎月提出します。

毎月のテキストでは、基本的知識・理解・考察力は十分につけることができます。

しかし、入試本番では、その知識・理解・考察を解答用紙に表現しなければなりません。

その表現力を効果的に学べるのが、「赤ペン先生」です。

上記画像では一応正解にはなっていますが、実は「be動詞用法・動名詞用法」がうまく使えていません。

自分では発見できなかったミスを、見逃さず分かりやすく解説してくれます。

ちなみに「赤ペン先生」の解答用紙には、問題番号の付近に□マークがあります。

「長時間悩んでしまったな」「一応解答してみたけれど、正確な解き方は分からなかったな」と思ったときに✓マークをつけておくと、たとえ正解したとしても丁寧に解説してくれます。

上記画像では空欄部分を、別紙に丁寧に解説してくれています。

問題解答だけでなく、基礎中の基礎である「白文の書き下し方」まで解説してくれています。

正確な理解のために基礎的な部分までさかのぼって解説してくれるので、本当に助かります。

指定校推薦対策・小論文対策

私立大学では実に5割以上が指定校推薦で合格しています。

指定校推薦を目指す方々のために、進研ゼミでは「指定校推薦対策」も扱っています。

指定校推薦のおおまかな流れは以下のとおりです。(大学によって異なります)

  1. 高校内での選抜
  2. 志望理由書を大学へ提出する
  3. 面接で最終合格の可否を決定する

進研ゼミでは志望理由書の書き方・考え方から、面接マナーまで基礎から解説してくれます。

さらに、オプションで「小論文対策」もできます。

全7回の添削を通して段階的に「書く力・考える力」を養成していくカリキュラムです。

これだけで、入試でネックになりがちな小論文は十分対応できます。

【小論文を採用する主な大学】 ※詳細は大学HPをご覧ください。
・国立大学(ほとんどの国立大学の一部学部は、小論文あり) ・青山学院大(文) ・国際基督教大(教養) ・上智大(哲・史・新聞) ・聖心女子(現代教養) ・帝京大(医) ・東海大(教養・医・体育) ・東洋大(情報連携) ・日本大(医・歯・芸術) ・法政大(文) ・慶応大(全学部) ・近畿大(文芸) ・同志社女子(学芸) ・久留米大(医)  など。

国立大学や女子大学、医学部に小論文が多いので、特に注意してください。

アプリ機能

進研ゼミには「進研ゼミ高校講座アプリ」があります。

インストール・一部機能の使用は無料で、テキスト受講者ならさらに幅広い機能を活用できます。

特におすすめな機能を紹介します。

  • 「たま丸ナビ」

「たま丸」というキャラクターと会話をしながら、自分自身の計画を立て直したり、進捗状況の確認を行ったりできます。

  • 「教科質問」

テキストをやっている途中、「どんなに解説を読んでも理解できない」という部分があったとき、その場で質問文を送ることができます。

たった1~2日でゼミから解説が届きます。

私も、最初は半信半疑だったのですが、本当に1日で返信が来ました。

さらに、教科質問だけでなく、「合格戦略アドバイス・進路アドバイス」も対応してくれます。

自分の志望大学に向けた「作戦」を提案してくれたり、将来の夢について的確なアドバイスをくれたりします。

進研ゼミは決して受験勉強だけではなく、その先の未来にまで親身に対応してくれています。

他にも、英語長文やリスニング対策、歴史用語や時事問題の確認など、多種多様な機能が揃っているので、ぜひうまく活用してください。

進研ゼミ高校講座【2次・個別試験対策】独自活用法

最後に、私の進研ゼミ独自活用法を紹介します。

私は国語と英語で「合格への100題」を使用していました。

実際にやってみてよかったものを紹介するので、ぜひ皆さんも試してみてください。

直接書き込まない

直接冊子に書き込まず、ルーズリーフやノート、コピーに解答を書くことで、何度も反復して利用することができます。

特に進研ゼミは、入試で頻繁に出題される部分を多く掲載しています。

それらを繰り返しやりこむことで、確かな実力に繋がります。

問題長文は必ずコピー

DSC_0208

問題長文はコピーすることをお勧めします。

特に最初のうちは、本文を適切に読解する練習が必須です。

本文をまともに読めないのに、いきなり「問題解答→丸付け・見直し」というサイクルだと、力はあまり伸びません。

パラグラフごとの役割・構造の理解、一文ごとの構文解釈などを地道にやる。

最終的にはすらすら読めることを目標にします。

赤ペン先生の見直しは絶対!

赤ペン先生の添削は、自分専用のアドバイスです。

どこをどう間違っているのか、弱点を正確に記してくれています。

まずは解説を読み込むこと、そして日数をおき、再度解き直すこと。

赤ペン先生は毎月のミニ模試になります。

まとめ

いかがでしたか?

受験勉強中、時に孤独感に苛まれることがあるかもしれません。

しかし、進研ゼミはアプリやテキストを通じて、励まし、支えてくれる優れものです。

ぜひ興味を持った方は受講してみてください。

進研ゼミ高校座について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。